「2016中国アロマ産業の困難と機会」in湖北

リンリンレポート 2016.6.26~27 in 湖北

2016年6月26日から27日にかけて、上海交通大学と湖北瑞晟公司主催の国際会議「中国アロマ産業の困難と機会」に出席した林琳です。

アメリカ、イギリス、イスラエル、ギリシャ、日本等からアロマ産業に関わる分野を研究する方、及び中国国内のアロマ研究者、植物栽培業者、お医者さん等80人以上の方が参加しました。皆さんは、新しい研究結果や、経験&教訓等についてスピーチしました。


古在豊樹先生

私以外は、NPO法人植物工場研究会理事長の古在豊樹先生も日本を代表し会議に参加されました。

 

古在先生は、土と空間を合理的に利用し、光と水で作る美味しい無農薬野菜の栽培方法を紹介されました。

Mr.Raanan Katzir

イスラエルのRaanan Katzir教授は、砂漠での植物の栽培方法を皆さんにシェアしました。

Mr.Angus Williamson

スコットランドのアロマテラピー学院のAngus Williamson院長は、

イギリスのアロマテラピーと精油の安全性問題について話をしました。



Mr.Harold Corke

香港大学生物学院のHarold Corke先生の研究分野は食品科学です。色んな豆を例にして、精油の成分も我々の必要によって調整することができますと述べました。


Mr.Keith R.Cadwallader

アメリカイリノイ大学のKeith R.Cadwallader教授は香の微量分子の特徴について説明しました。


杨安坪先生

国際精油協会の副主席杨安坪先生は、海外の植物栽培と最新の精油抽出法を紹介しました。



李燕来先生

IFA上海アロマテラピー学校の校長李燕来先生は、イギリスのアロマテラピースタイルと、中国でアロマテラピー学科を発展させる必要性について発言しました。


陆萍先生

上海中医药大学按摩系主任陆萍先生は、按摩と芳香療法の融合について話をしました。


鄭麗先生

雲南農業大学園芸療法専門の鄭麗先生は、演芸療法と植物の関係について話をしました。



アロマテラピー研究室 林琳

アロマテラピー研究室、日本アロマテラピーの父ともいえる高山林太郎先生の後継人林琳は、精油の安全性問題、及び日本のアロマセラピストの現状について話をしました。

陕西渭南のダマスカスローズ、雲南省のゼラニウム、甘肃省の苦水ローズなど、栽培業者たちは、それぞれの栽培経験を紹介し、香料会社の代表者たちは、会社の経営について貴重な経験もシェアしました。

二日間の会議で私は施術以外、アロマの関連分野の情報をたくさん頂きました。
だから、アロマテラピーといったら決してマッサージだけと思わないでね。